失敗しない本屋
ずっと先を見つめながら、目標に向かって努力を続けていれば、五年後、十年後に、過去の自分を振り返ったときに「諦めないでよかった」と実感するはずだ。
つまり、時間がさまざまな問題を解決してくれるのである。
また、積極的にたくさんの人に会うように心がけること。
そのなかに、人生の道標を示してくれる人が必ずいるはずだ。
人生の大きな糧になる。
「やったつもり」になるのはとても簡単なことである。
しかし、それを実行に移し、結果を出すのはとても困難なこと。
しかも、いつもうまくいくとは限らない。
失敗はっきものである。
何かを始めたいと思っても、最初の一歩を踏み出すには勇気がいる。
だが、失敗を恐れてはいけない。
本当の失敗とは、失敗を恐れて行動を起こさないことや一度の失敗で諦めてしまうことである。
まずは「やり始める」ことが大事である。
そして、それを続けてみること。
「継続は力なり」。
これは真実である。
技術や知識を習得するには、諦めずに継続してやり続けるしかない。
ただ、それだけである。
三日坊主の人は、きちんとやろう、すぐに結果を出そうという意識が強すぎるのではないだろうか。
少しうまくいかないだけで、失敗だととらえて、自己嫌悪に陥ってしまい、継続を断念してしまうのだ。
できないことはできない、という真理そうならないために、いいかげんに継続することを勧める。
ここでいういいかげんとは、決して適当にやるということではない。
良い加減で行なうということだ。
これこそが継続の秘訣である。
結果がすぐに出なくても焦らない。
うまくいかないことがあっても落ち込まないことだ。
決して気負ったり無理をする必要はない。
コップ一杯の水はそれ以上でもそれ以下でもないのだから。
つまり、自分ができる範囲以上のことはできないということである。
それ以上のことを求めるから、失敗だと感じるのだ。
継続するには、できるだけ自然体でいることが大切である。
そのために、まずは、自分に合った加減を知ること。
途中でやめてしまえば、その後の進歩はない。
しかし、続けていれば、少なくとも後退することはないはずだ。
あまり欲張らずに良い加減で続けていれば、成果はきっと得られるだろう。
私は、二○○四年の九月から楽天のプログを始めて、今日まで一日も欠かさず書き続けている。
その本数はすでに清原和博(現オリックス)のホームラン記録を抜いた。
いまの目標は、ヤンキースのMの連続試合出場記録を破ること。
私はMのファンであるが、彼の一番素晴らしい点が連続試合出場記録であると思っている。
といってもMは毎日試合があるわけではないから、こちらは毎日続けて、いつか抜こうと目標にしているわけだ。
誰かに自分の考えを伝えることは、アウトプットの最良の方法。
だから、ブログを毎日欠かさず書き続けることは、非常にいいトレーニングになる。
ブログは、いろんな人が閲覧できるというメリットがあるが、最初のうちは自分が書いたものが誰かに読まれていると意識してしまう。
すると、下手な文章は書けないという気持ちになって、長続きしはしない。
ブログは、あくまで「自己満足」「自己啓発」のためのツールとして活用すべきだ。
誰かのために続けるのではなく、自分のためにブログを書いているという気持ちが大切である。
それによって自分の気持ちや考えは明確になっていき、より深いものになっていく。
また、自分の言葉で書くことが大事だが、実際に言葉として書き表わすことで、自分自身でも知らなかった自分の意外な一面を知ることもできるだろう。
また、そのときの状態や環境によって、文章の雰囲気や内容も変わってくる。
それを後々になって読み返せば、過去の自分がどんなことを考え、現在に至っているのか、自分がどんな考えを持ち、今日まで歩んできたのかがよくわかる。
さらに、これまでに綴ってきたブログを振り返ることで、未来の展望を行なうこともできる。
そのためには、毎日書き続けることが大切である。
そこで、そのためにはどうすればいいかというと、あまり欲張らないこと。
つまり、見栄をはったり、もっともらしいことを発言しようとは思わないことである。
「自分の考えなど何もないよ」という人もいるかもしれない。
そのような人は、今日一日の出来事を客観的に書くだけでもいい。
つまり、日誌として活用するやり方だ。
ブログを習慣的に続けるなかで、何かを思い、表現したいと思うときが、必ずくる。
そんなときは、その気持ちを正直に自分の言葉で書き出してみることである。
また、続けるなかで、内容も変わってくる。
私も当初は、その日の出来事を綴っていたが、最近は自分自身のデータベースとしての機能も持つようになってきた。
とにかく、続けてみること。
そうすれば、必ず成長はある。
だが、継続するためには、工夫が必要である。
また、ネタもつねに用意しておかなくてはなら一日一つでも百日続ければ、百個のネタになる。
百個集まれば本を書くことだって可能だ。
私の場合、かつては仕事のことをメインに書いてきたが、近頃では、人物専科というようなカテゴリーが柱となってきつつある。
いままで訪れた人物記念館は九十七館、一年半で百館を超すペースになってきており、いまでは、ちょっとした人物データベースになっている。
おかげで講演を依頼されても、たとえば「キャリア」とか「人生」とかいうテーマが求められたら、この人物データベースが役に立つ。
データベースもそうだが、この一年半前と現在では私自身はまったく変化している。
人物記念館があるのはだいたい近代の人が多いが、それによって自分自身の興味が日本近代史研究のような様相になってきた。
しかし、これもタダでは続かない。
続けるための工夫が必要である。
続けるための工夫をすることで、人間、賢くなっていく。
つまり、続けさえすれば、人はどんどん進化し続けるといってもいいだろう。
人生をより豊かなものにするには、将来の展望を明らかにすることが重要になってくる。
こうした未来予測は、一日単位の短期のものから長期のものまで行なう必要がある。
比較的短いスパンの未来予測は、たとえば、必ず実現すべき仕事や課題の解決へ向けた展望といったことである。
では、長期の未来予測はどのように行なえばいいのだろうか。
ここは、計画ではなく、あくまで希望ということで考えるといい。
よって、夢や希望で構わない。
とはいえ、あまりにも非現実的な目標を設定するのでは、意味はない。
あくまで実現可能なこと、あるいは少し無理をすれば実現できるであろうことを設定するのがいい。
というのは、人生はうまくいかないことがほとんどであるからだ。
目指すものが大きければ大きいほど、失敗の可能性は大きくなる、だろう。
もちろん、目標達成に向けて強い意志を持つことは大事だが、あまりにもそれが強すぎると、失敗したときに罪悪感や挫折感を味わうことになる。
これは、あなたの判断や行動に対して悪影響を及ぼすものだ。
希望表にとどめておくほうがいいのだ。
この希望表のつくり方だが、年の始めに年次計画ならぬ「年次希望」というかたちで毎年つくってみる。
仕事、家庭、趣味、お金、健康、教養といったカテゴリーをつくり、それぞれに目標を書き出していくのだ。
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